ヨコトビ、キノウ

ジブンのために、ダレカのために、ササイなことでも。

再び静脈瘤破裂 入院編

2012年の4月25日、再び静脈瘤が破裂した。

その日は午後からなんだか気分が悪く、ちょっと仕事を早めに上がらせてもらった。家に帰ったのが18時頃。夕食は当然食べられず(あぁ、タケノコのフライだった…。結局この年は大好物のタケノコのフライが一度も食べられなかった)。

21時ごろまでなんとか耐えたものの一向に良くならず、「試しに吐いてみれば楽になるかも?」とわざと吐き気を催したら思いの外吐き気がして、そのままトイレへゴー。それが吐血でした。

大声で「血吐いた、入院だ」と言って両親を起こしたのだけど、その時の父の返事が(その場でも)笑えた。「血を吐いた」「誰が?」「いやいや」「どこから?」「…いやいやいや」。他にも父は入院後も迷言を残す。

病院に乗せて行ってもらおうと姉に電話するも繋がらず、とりあえずシャチョーに連絡する。「血吐いたんでこれから入院です」我ながら冷静極まる。

そこへなぜか叔父登場。「熱が39度から下がらねぇから薬もらいにきた。…どうしたんだ?」ここで事情説明。「普段ならいくらでも乗せてってやるけどなぁ…」薬を渡して叔父退場。

ようやく姉と連絡がつながったので病院に連絡し、姉+母と三人で病院へ。吐いてスッキリしたため軽口をたたく。「あれ血だよなぁ…。こんだけ大騒ぎして血じゃなかったりして…へへへ」「顔色明らかに悪いよ」と姉。

病院に到着後、診察→採血をし、しばらく待って登場したM先生。この先生にはちょくちょくお世話になってます。「いや~、なかなか元気な時に会えないね~」(だってM先生は主治医じゃないから、こういう時しか会わないでしょうに…)。そのまま内視鏡へ。

正直甘く見てました。去年くらいのことかな、と。内視鏡室でEVLやって、2~3週間経過見て退院かな~と。それが甘いと気付いたのは内視鏡室。M先生と若い先生とで胃を見ていると、途中でM先生の声が。「これ***じゃないじゃん!!だめだだめだ、撤退しよう撤退!」えっ…。そのまま否応なく消内病棟に運ばれていく私。道すがらM先生から説明を受ける。簡単に処置できる場所じゃなかった。処置するには準備が必要。とりあえずSBチューブで出血を止めます、とのこと。SBチューブ?

入院には慣れてるけれど、経験のないことはものすごく怖い。で、正直にM先生に聞いてみた。「それ(SBチューブ)ってつらいですか?」顔をちょっとしかめるM先生。「…ちょっとつらいね」うひゃあ、この反応って間違いなくつらいんだ!?

慄きながら病室へ運ばれていくのだった…。